あおぞら日記 10/3

あおぞら日記 10/3

おはようございます。
今週はまたまた台風が来るとか言ってますね、、、
秋に来る台風は大きなイメージがあるので心配です。
先日の北海道の被害はとても深刻で、野菜などは高騰しているそうですね。
国内産の小麦にもそれは必至で、当店にもその影響が来ると業者さんが言っていました。
当店は福岡県産の小麦ですが、北海道産が多いこの業界は福岡県産で補填される可能性が高いようです。
農家さん、大変だろうなぁと思うとそれも応援だと思ってがんばらないとですね。

そういえば9月から「あおぞらプリン」がリニューアルしています。
今回は容器が瓶に変わったのと鹿児島県産の純生クリームがトッピングされるようになりました。
純生クリームはブタの容器に入ってとてもチャーミングになっています。

なんでブタなんですか?とよく質問されるので、ここに記しておこうと思います。
当店の向かいには利根食肉さんという腕利きの料理人産たちがこぞって仕入れに来るという創業60年ほどの老舗のお肉屋さんがあります。
基本的に3人で切り盛りされているのですが、人生の大先輩にもかかわらずお盆とお正月しかお休みを取らず、毎日お客様のために一生懸命お仕事されています。
話によると映画館へ行ったのは60年前が最後だったとか。
自分たちが遊ぶ時間はとらずにお客様のために捧げてきたと思うと本当に頭が下がります。

商品へのこだわりもすごいです。
今ではあまり見かけない巨大な水冷式の冷凍庫で保存されていて、鮮度が違うのと、その味。
どのお肉をとってもレベルの違う味なのですね。
はじめはそんなに変わんないんじゃないの?と思っていましたが、食べたらこれが全く違うんですね。
まずは「豚中肉」というグラム150円のお肉を食べてみていただきたいです。
塩、コショウでさっと炒めただけでも美味しいし、お鍋に入れてもいい。
まさに何にでも使えるスペシャルなお肉です。
食べたら料理人さんたちが口を揃えてここじゃないとダメだというのも納得できます。

お店の佇まいはとても古く、看板もその歴史を物語っています。
観光客の方々はたいていこの看板を写真に収めて帰るほどです。
旦過市場へ来られた際にはぜひ立ち寄っていただきたいお店の一つです。

あおぞらプリンのブタにはそんなお肉屋さんへの尊敬の意味を込めています。
旦過の再開発の話が少しずつ出てきましたが、こういう貴重なお店が無くなっていくのを私はとても寂しく感じています。
どうにかならないものかなぁといつも考えていますが、少しずつ何か伝え残していくことだけでも動いていきたいと思います。

<本日のパン>
・純生発酵バター食パン(カット)
・純生発酵バター食パン(1.5斤)
・ライ麦の食パン(カット)
・バゲット(ショート)
・胡桃とラムレーズンのライ麦カンパーニュ(カット)
・揚げパン
・ラスク各種

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