おはようございます。
今日は雨のスタートでしたね。
予報ではお昼くらいには晴れ間がでそうなので、休日の日曜日、お出かけ開始はゆっくりかもしれませんね。
さて旦過市場はそのレトロな雰囲気から、映画やドラマ、CMなどの撮影に使われます。
自分もこの雰囲気に一目惚れしてここにいるわけですが、近々また映画の撮影が行われるそうです。
今回は少し規模の大きな映画のようで、この市場の雰囲気を全面に扱ったものになるようです。
再開発されることを考えると、最後の記念に残るいい機会だなと思います。
これまでたくさんの人たちがこの市場で商売をやったり関わってきたと思うのですが、社史みたいなものが残っているところはほとんどないようなのでこういうのはとてもありがたいですね。
各店いろんな想いで商売をされてきたのだと思いますが、それが何も残っていないというのはとてもさみしいなと思うのです。
私の中でも何かしらの形でこの市場の歴史などを残したいと思っています。
いろんな方法があると思うので、再開発まで何かやってみたいですね。
しかし予定通り再開発されたら、映画などの撮影のようなニーズはなくなるでしょうから複雑な気持ちです。
清潔にすることは食べ物を扱う上で一番大事なことですが、旦過市場の状況を考えると単純にきれいにすればいいというものでも無いと思うのです。
きっとここの本来の商売とは異なった、意図せずにできた価値というのは地元の人ではなく、外部の人から見ないとわからないのだと思います。
イミテーションではなく本物の価値というのでしょうか。
そもそもこれまでのような観光客は来なくなるでしょうから、客層も変わってくるでしょうし、当店のように観光のお客様も多い商売をされているお店は根本的に商売の仕方が変わってきます。
ただ、生活市場としてこれまで役割を果たしてきた市場ではあるので、後から出てきた観光客向けの商売については必要かどうかを問われるところではありますが。
せっかく映画の撮影があるし、11月13日に行われる旦過市場のシンポジウムもありますので、これを機会にもう一度再開発について考えてみてはどうかと思っています。
<本日のパン>
今日パン類はお休みです。